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第35回:死霊のしたたり

2004年12月10日 09:24

死霊のしたたり
H・P・ラヴクラフトの「死体蘇生者ハーバード・ウエスト」を原作と言いながら、科学者の名前と死体蘇生という部分以外は、まったく小説を無視。
真面目なファンに、怒髪天で、ラヴクラフトを冒涜していると言われても、文句の言えないこの作品♪

ネタばれ度:星星星星星


この作品を観た理由
馬鹿馬鹿しくって楽しいから。

評価:星星星星星

ミスカトニック大学病院で勤めるダンは、熱血医大生。
スイスから転校してきたハーバード・ウエストが、彼のルーム・メイトになった時、ダンの運命は音を立てて軋み始める。ハーバード・ウエストは、死体を蘇生させる研究に取り憑かれた男だったのだ!


詳細情報
邦題死霊のしたたり
原題RE-ANIMATOR
監督スチュアート・ゴードン
製作総指揮ブライアン・ユズナ
原作H・P・ラヴクラフト
出演ジェフリー・コムズ ブルース・アボット 他
製作国アメリカ
製作年1985年
ジャンルスプラッタホラー


感想1:
スチュアート・ゴードンブライアン・ユズナという、ある意味最強なコンビの、鮮烈なデビュー作であるのと同時に、彼らの代表作となった、とにかくへんてこりんな映画です。

何度も何度もレンタルビデオで観てるんで、いい加減DVD出ないかなと思ってたら、やっと出ました。特典つきで!

特典に、スチュアート・ゴードン監督とブライアン・ユズナの対談が収録されていました。
あんな奇妙奇天烈な映画ばっか撮ってる奴らとは思えない程、優しそうで良識的、どこかチャーミングなお二人の姿に吃驚。
いい加減二人ともいい爺さんで、当時の事を語ろうとしても、「度忘れした...」とか「思い出せない...」とか言ってるのが、可笑しくてしょうがありませんでした。


感想2:
この作品中、一番の悪役は、なんと言ってもヒル教授。
ウエストの研究を横取りしようとするは、ダンのガールフレンドに懸想するは、その欲望の深さと来たら、首をちょん切られたくらいではおさまらない。
自分の生首を持って悪さするシーンなど、可笑しいやら馬鹿馬鹿しいやら。
もっとも、女である我が身からすると、あんな事ホントウにされたら、おぞましいなんてもんじゃないですな。
って、ホントウにある訳ないけど。

ところで、このヒル教授を演じたデヴィット・ゲイル氏は、完成試写会に奥様を伴ってご参加。例の、生首愛撫シーンで、奥様大激怒(そりゃそうだ)。部屋を飛び出してって、そのまま離婚に至ったそうです......


感想3:
ワタシが特に好きなのは、ハーバード・ウエストが、大袈裟なマッド・サイエンティストとして描かれてないところ。
やってる事は狂気じみてるし、人間性がどっか欠落しているのも間違いないんだけど、彼の瞳にはいつだって、純粋な科学的好奇心と、己の研究に対する揺るぎない意欲が漲っている。
そんな様子が、かえって観ているワタシを震撼させるのです。
いたって正気に見えるところが、彼の狂気を余すところなく表現してる。
研究テーマがもっとまともなものであれば、彼はきっと、世の中に絶賛される研究者となる筈。
なのに、ベクトルがヘンな方向にひん曲がっているハーバード・ウエスト。
ワタシにとって、少年のような瞳で恐ろしい所業を繰り返すハーバード・ウエストは、何故か実に愛すべきマッド・サイエンティストなのです。


感想4:
ワタシが、スチュアート・ゴードンブライアン・ユズナを、それと意識して観る様になったのは、はぎちゃんの影響が大なのですが、昔観た映画で、しょうもないんだけど何か好き、という映画に、彼らの作品が多いのに、最近驚いています。
おいおい、レビューを書いていこうと思います。

そんなワタシは今、彼らがこの作品を撮る前に手をつけていたという、赤ん坊と犬の殺し合いの話とか、男がポテトになって脱獄する話とかを、是非、映画にして欲しいと切望しておりまする。


......っという事で、ゴードン&ユズナ、そしてジェフリー・コムズの素晴らしきデビュー作であるこの作品♪
気の合うお友達と、「んなアホな!」「何でやねん!」と突っ込みながら観れば、盛り上がる事間違いなしです。



トレーラー




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コメント

  1. はぎちゃん | URL | 79D/WHSg

    『科学者の名前と死体蘇生という部分以外は、まったく小説を無視』なのだけど、
    2は、原作通り戦場のシーンから始まります。
    「そこかよ!」
    とつっこめるところも魅力です。

  2. yohko | URL | 79D/WHSg

    2の、グロテスクな連中は、ちょっとクトゥルーっぽいなぁ、と思いますです。
    3は何と!
    去年くらいに作られたみたいです!!
    ハバード・ウエスト、著しくパワーアップ!
    大変楽しい映画でしたよん。
    ゴードン&ユズナには、これからもどんどん、ヘンな映画を撮って欲しいものです。

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