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第37回:28日後...

2004年12月12日 06:15

28日後…
厳密に言えばゾンビではない、謎のウィルス感染者によって追い詰められる、サバイバル・ホラーのこの作品♪

ネタばれ度:星星星星星


この作品を観た理由
ちょっと趣の違う作品だと聞いていたから。

評価:星星星星星

そのウィルスの名は「レイジ(凶暴性)」。
イギリスの霊長類研究所(?)で作られ、猿の間に蔓延した。そこに、動物実験に反対する過激派組織(?)が侵入。隔離されていた猿を、研究員の制止も聞かずに檻から出してしまう...。
28日後。
一人の青年が、病院で目覚めた。
病院から出た青年が見たものは、暴動でもあったかの如く荒れ果てている、無人のロンドン。ウィルスの蔓延により、イギリス人たちは国外に脱出してしまっていたのだ。彼を残して......。
呆然と彷徨う青年の背後に、感染者の咆哮が迫る.....


詳細情報
邦題28日後...
原題28 DAYS LATER...
監督ダニー・ボイル
脚本アレックス・ガーランド
出演キリアン・マーフィ ナオミ・ハリス 他
製作国イギリス アメリカ オランダ
製作年2002年
ジャンルSFホラー


感想1:
あんまり派手なゾンビ(正確には「感染者」なんだけど、便宜上こう呼ぶ事にします)との攻防はない、なんか不思議な雰囲気のお話でした。
置いていかれてしまった、見捨てられてしまった生存者の感じる孤独が、一番の恐怖だったのではないかと思います。それが凄く、切なかったです。


感想2:
このゾンビの恐ろしいところは、感染してしまったら、人間としての意識を保っているうちから殺してしまわねばならない...というところ。
セリーナが、仲間の男の子をぶち殺すシーンは、下手なスプラッタよりも衝撃的で、ワタシ吐き気をもよおしてしまいました。
感染から発症までの時間が短く、『ゾンビ』や『ドーン・オブ・ザ・デッド』の様に、さようならを言う時間の猶予も与えられない。
こんな恐ろしい設定のゾンビは、初めて見た。
かなりのショックを受けました。


感想3:
「レイジ」ウィルスが威力を発揮するのは霊長類のみ。
だから、植物や馬や羊は、いつもと変わらぬ美しい姿を見せている。
街は凄まじく荒れ果てているというのに......。
その対比が、すごく綺麗で印象的でした。
景色は変わらないのに、人間だけが死滅していってしまう。
「凶暴性」のために。

現実世界で、今尚消える事のない戦火。
その「凶暴さ」のせいで、今に人間は滅びるぞ......
そんなメッセージが深く刻まれている様な気がして、ジムたちが馬に見とれるシーンでは、切なくて、心に重く何かが迫ってきて、涙が出ました。


感想4:
フランクが、逃げてきたジムとセリーナを、何も言わずに助け、受け入れてくれたのは、フランクとハンナも、孤独で淋しかったからではないでしょうか。
食料がなくなる。水がなくなる。
そんな問題よりも切実に、孤独である事の方が恐ろしい。
それを象徴しているような気がしました。

それと、生きていくには何かの目標が必要である。
だから、セリーナたちも、ジムの「家に帰りたい」という目標に付き合う事にしたし、フランクやハンナも、アーミーの放送にある場所に行きたいと言い出した。
ただ生きているだけじゃ、怖い。淋しい。
目標を持とう。達成する努力をしよう。
そう語りかけられてる様な気がしました。


感想5:
血で血を洗う争いが起こるのは、やはり人間の所業が原因。
ここでは、ジムたちを救ったアーミーが、しごく原始的な欲望を満たそうとしたばかりに、恐ろしい闘いが始まってしまう...
いくら自分も殺されそうになったからって、ジムがいきなり手段を選ばぬキリング・マシーンと化したのが、衝撃的でした。
セリーナやハンナは、最早彼の家族となっていたのだな、と思い知った。
だって、あんなやり方、家族ほど愛している人の為でないと、出来ないと思う。ただ...だからと言って、あんな凄まじい殺し方を、躊躇なく行なうジムにも、とても戦慄しました。あの瞬間、ジムはレイジに感染してはいないのに、凶暴性に身を委ねてしまった...。
孤独の恐怖と共に、いつ人間が凶暴性に支配されるか分からない、という恐怖も、深く印象づけられました。


感想6:
ラストシーン、彼らが示した文字が、「HELP」ではなく「HELLO」だった事に、何だかとても感動しました。
自分たちはここで、力強く生きているよ、と。
そういう事なのね。
でも、爽やかなジムの笑顔に、やっぱり戦慄。
あんな恐ろしい事しておいて、どうしてそんな風に笑えるの?


......っという事で、本気で感動し、泣いてばかりだったこの作品。
ワタシの場合、感情移入が激しすぎなのかも知れないけど、この映画はワタシにとって、本気の名作となりました。
もうひとつのエンディングも観たけど、生き残るバージョンの方こそ、怖い、と心底思える作品になったと思うんで、そっちを支持します。
カテゴリーも「ゾンビ」に入れるのは何だかなぁ、と思ったんで「SF」に入れる事といたします。



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コメント

  1. 喜八 | URL | 79D/WHSg

    こんばんは~。
    『28日後...』は DVD でしか観ていないので、劇場版のエンディングは知らないのですが、DVD だと最初のほうのエンディング、3人が助かるほうが好きですね。主人公が死んで終わるバッドエンディングは、あまり好きではありません・・・。
    ところで私も『ゾンビ』『バイオハザード』『ブレイド』が好きです。『サンゲリア』は「ちょっと・・・」という感じです。『案山子男』はレンタルするのをやめました(笑)。

  2. yohko | URL | 79D/WHSg

    >喜八さん
    こんばんは~。
    ワタシも3人の方が好きなんですよ!
    『案山子男』、レンタルやめたんですか?
    ワタシは、あの後結局両方とも買っちゃって、今、お友達に貸してます。
    そう、結局気に入ってるんです(爆)。

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